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鏑木基由

九谷焼窯元鏑木商舗 八代目当主

ABOUT

1822年、金沢に九谷焼最初の商家として創業した鏑木商舗は、その後代々受け継がれ、八代目の鏑木基由さんに現在は引き継がれています。鏑木九谷焼作品は、明治大正期において様々な機会に高い評価を受けました。世界博覧会を含む内外で展示され、その最高の品質にふさわしい評判を得たのです。


鏑木の九谷焼の歴史

【創業時~江戸時代】


文政5年(1822年)、徳川11代将軍家斉の治世に九谷焼最初の商家として金沢で開業するに始まります。当時は加賀藩の意向で九谷焼の復活・普及が推進されており、若杉窯や小野窯など九谷の歴史に名を残す窯が始まってまだ間もない頃です。また、文政7年には、有名な吉田屋窯が豊田伝右衛門によって開かれています。その九谷焼再興の時代、当舗はその一翼を担い、各窯より仕入れた商品の販売のみならず、自家工房に陶画工を集めて絵付けを行っていたようです。


【明治~大正時代】


明治に入り、四代当主次平が藩政末期より努力してきた海外輸出がようやく軌道に乗ってきます。また、それに内需の拡大も伴い、質・量ともに充実した生産体制が整ったようです。海外輸出が隆盛を極め、産業九谷が確立されたと言われるこの時代、当舗も国内の展覧会のみならず海外での万国博覧会にも積極的に出品し、「鏑木製の九谷は一級品」という実績と名声を獲得するに至りました。この頃の鏑木製商品に関して「九谷焼330年」にこう記されています。「商品の裏印には必ず鏑木製を入れたのは商品には責任を持つという店主の心意気を示すもので、この良い品物を買っていただくと言う心掛けが五代にわたる豪商の基礎をなしたものではなかろうか」。現在、その時代の「鏑木製」作品を国内外に求め、手元に集めたものを当舗ギャラリーに展示しています。


【昭和~現在】


昭和に入り海外輸出は終焉を迎え、内需に力を注いでいきます。戦前・戦後の困難な時代を乗り越え、以降、日本全国の皆様に九谷焼をお届けしてまいりました。そして現在、八代目に継がれた当舗は、本年創業185年を迎えることとなり、「味のある、よい九谷焼を広く全国の顧客に伝える」という創業の精神に努めています。

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