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裕人礫翔

箔工芸作家

ABOUT

1962年に京都で出生した裕人礫翔さんは、父であり京都市伝統産業技術功労者の号を持つ西山治作氏に師事し、箔工芸技術を学びました。伝統的な技法・技術の習得に留まらず、アートとして箔絵の表現の幅を広げるために、積極的に活動を展開。様々なアーティストとのコラボレートを行っています。また、文化財保存のために進められているデジタルアーカイブ制作において、独自に編み出した手法を用いることで、大きく貢献しています。シアトル美術館、メトロポリタン美術館等の海外に所蔵される作品を複製するプロジェクトに協力し、貴重な襖絵や屏風を公開のために京都へと帰郷させるなど、その功績は幅広い方面に渡るものとなっています。

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アーティスト裕人礫翔の作品世界は、幅広いコントラストで構成され、陰と陽・静と動、光と闇の世界、そして時には鮮明に、または幽かなもの。西陣織のために完成された箔の美の枠を超えて、新しい表現を生み出し、昇華させてゆく、金と銀の織りなす世界観を織りなします。


『京都西陣に生まれついた私にとって、この仕事を選択することは運命づけられていたものだと信じています。私は、金と願、和紙と墨、洗練された品々と抑制の美の世界に生まれたのです』


着物への新たな試み、古画複製法の開発、そして自らのアーティストとしての創作。どのひとつにも手抜きの無いこだわりの精神と、常に立ち止まることのないクリエイティブな魂と共に、裕人さんの世界はどこまでも広がり続けています。

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